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【本の感想】司法試験トップ合格者らが伝えておきたい勉強法と体験記(新日本法規)




どうも、勉強法に関する本の入口は、高校生の頃に親の本棚にあった「知的生活の方法」(渡部昇一)だったファッション法学徒Sです。これ、いわゆる受験勉強の本ではなかったのですが、当時学者になりたいとか考えていた私には最高の本でした。

そんな前置きはさておき、今日は本の紹介をしたいと思います。それがこちら、「司法試験トップ合格者らが伝えておきたい勉強法と体験記」(リンク先はメルカリ)です。

感想を一言で言うと、この本は色々な司法試験の勉強法に関する本やブログなどの中でも最高のものでした。特に素晴らしいのが2章で紹介されている、平成28年司法試験に1位で合格した方の勉強法です。

新しい論点を勉強するときに、それを3つのパターンに分けてどれに当てはまるかという形で整理していた( p35)、という話が出てきますが、この3つのパターン分けが一見基本的な事柄なようですが、非常に大事な考え方になっています。なのでなるべく勉強を始めた初期からこの3つのパターンは意識した方がいいと思います。これから司法試験予備試験に向けて勉強を始めようと考えている方がいれば、この2章のp35だけでも目を通してみてください。必ず得るものがあると思います。

p41以下の、「法律の論文の書き方について意識していたこと」の項目も、参考になります。法的三段論法、問題提起、規範定立、あてはめについて、この方の考え方が紹介されていますが、どれも基本的ながら参考になる言葉が多く、永久保存版と言って良いでしょう。特に参考になったのは規範定立の箇所で、ここで先ほどの3つのパターン分けの考え方が出てきます。それぞれのパターンに応じてどう規範を書き分けるか?、その点について解説されていますので是非読んでください。

p50以下では各科目について、この方の勉強法などが具体的に紹介されています。各科目について特にどんな勉強をしていたか、などが語られており、どれも参考になる話ばかりでした。特に参考になったのはp60-61の民法についての話で、応用的な問題が出たときにどう対応していたか、この方の思考過程が紹介されています。ここも永久保存版でしょう。

以上、ちょっとした本の感想でした。この頃は本の要約が世の中に溢れかえっていますが、ぜひ本を手に取って自分で具体的なページを読んでみてください。ブログやSNSで勉強法を読み漁るより、これ1冊読むだけで十分だと言える本だと私は思います。

司法試験予備試験用の勉強法に関する情報収集はこれ1冊で完結させよう!あとはひたすら自分を信じて勉強あるのみ!




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